奥歯がないとどうなる?入れ歯が必要になる理由と注意点

奥歯を失ったまま放置していませんか?

「目立たないから大丈夫」「1本くらいなら問題ない」と考えてしまう方は少なくありません。しかし、奥歯には食べ物を噛み砕く以外にも、身体全体のバランスを保つ重要な役割があります。失ったまま放置すると、残りの歯に過度な負担がかかり、噛み合わせが崩れ、やがて顔の形まで変わってしまうこともあるのです。

この記事では、奥歯を失ったまま放置することで生じるリスクと、入れ歯が必要になる理由について詳しく解説します。また、下北沢西口歯科クリニックで提供している「痛くない」「目立たない」入れ歯の種類や特徴もご紹介します。

奥歯の健康は、あなたの生活の質に直結しています。ぜひ最後までお読みください。

奥歯が持つ重要な役割

奥歯は、私たちの日常生活において非常に重要な役割を担っています。

まず、食べ物を「噛み砕く」「すり潰す」という咀嚼機能の中心を担っているのが奥歯です。前歯で適切な大きさにした食べ物を、奥歯でさらに細かくすることで、消化器官への負担を減らし、栄養の吸収を助けます。

また、奥歯は噛み合わせや歯並びの基準となる存在でもあります。下顎が必要以上に奥に入らないよう、ストッパーの役割を果たし、歯列全体の安定を保っているのです。

さらに、奥歯は発音にも影響を与えます。特に「ハ行」や「ラ行」の発音において、奥歯の存在が適切な発音を可能にしています。

そして意外に思われるかもしれませんが、奥歯は体のバランスを保つ役割も担っています。スポーツをする時や重い物を持ち上げる時、私たちは無意識に奥歯を食いしばることで瞬発力を発揮しています。奥歯でしっかり噛めることは、身体全体のバランス感覚を保つ上でも重要なのです。

このように、奥歯は単に食べ物を噛むだけでなく、全身の健康や日常生活の質に深く関わっています。

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奥歯を失ったまま放置するリスク

奥歯を失ったまま放置すると、さまざまな問題が引き起こされます。

咀嚼能力の低下と消化器官への負担

奥歯が1本抜けるだけで、噛む力は30〜40%も低下すると言われています。食べ物を十分に噛み砕けないまま飲み込むことになり、胃や腸に大きな負担がかかります。その結果、消化不良や栄養吸収の低下を招き、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

他の歯への負担増加と歯並びの悪化

歯は上下左右で支え合って、今の位置を保っています。奥歯が失われると、残りの歯がその役割を補おうと過度な負担を強いられます。これにより、残存歯の摩耗や破損が進行し、歯の寿命が短くなってしまうのです。

また、歯が抜けた隙間に向かって、左右の歯が倒れ込んできたり、上または下の歯が伸びてきたりします。この現象を「挺出(ていしゅつ)」と呼びます。歯並びが崩れると、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療が難しくなることもあります。

噛み合わせの悪化と顎関節への影響

噛み合わせが悪くなると、顎の関節(顎関節)に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症は、顎の痛みや開口障害、頭痛などの症状を伴い、日常生活に支障をきたすことがあります。

骨の吸収と治療の困難化

歯を支えていた骨(歯槽骨)は、歯がなくなると刺激を受けなくなり、徐々に吸収されていきます。骨が痩せてしまうと、将来的にインプラント治療を行う際に骨造成が必要になるなど、治療が複雑になります。

顔の形の変化と審美面への影響

奥歯を失うと、失った側で物を噛みにくくなるため、歯が揃っている側で噛む癖ができます。すると、使われていない側の咀嚼筋が衰え、顔がゆがむことにもつながります。また、噛み合わせの崩れにより、顔貌が変わることもあります。

生活習慣病や認知症リスクの増加

噛めないことで柔らかい炭水化物中心の食生活になりやすく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病リスクが上がると指摘されています。また、噛むことが認知機能の維持に重要であることが示唆されており、認知症のリスクも増加する可能性があります。

詳しくはこちらのHPをご覧ください

奥歯に入れ歯を入れるメリット

奥歯を失った場合、入れ歯による治療にはいくつかのメリットがあります。

なお、奥歯を失った場合の治療法は入れ歯だけでなく、インプラントという選択肢もあります。

当院では、骨をできるだけ削らずに埋入するOAM(大口式)インプラント法を採用し、世界基準で信頼性の高いストローマン社製インプラントを主に使用しています。

治療は、米国ニューヨーク大学インプラント科で短期留学を修了したドクターが担当し、補綴・インプラント・噛み合わせの専門医が連携して治療計画を立てています。

入れ歯とインプラントのどちらが適しているかは、お口の状態やご希望によって異なるため、診査・診断のうえで最適な方法をご提案しています。

保険が適用される場合がある

入れ歯の種類や症状に応じて、保険の適用が考慮されます。「レジン床義歯」と呼ばれるプラスチック製の入れ歯は、保険が適用されるため、治療費が比較的安価になります。経済的な負担を抑えながら、失った歯を補うことができるのは大きなメリットです。

取り外しができるため手入れしやすい

入れ歯は取り外しができるため、清掃が容易です。毎日のケアをしっかり行うことで、清潔な状態を保つことができます。また、入れ歯自体のメンテナンスも比較的簡単です。

要望に合わせた治療ができる

入れ歯には、保険適用のものから自費診療のものまで、さまざまな種類があります。患者さんの希望や経済的な側面を考慮しながら、最適な種類を選ぶことができます。見た目を重視したい方には、金属のバネを使わない「ノンクラスプデンチャー」、痛みを軽減したい方には生体シリコンを使用した「コンフォートデンチャー」など、ニーズに合わせた選択が可能です。

下北沢西口歯科クリニックの「痛くない」「目立たない」入れ歯

下北沢西口歯科クリニックでは、見た目も機能も自然で快適な入れ歯の提供に力を入れています。

「入れ歯が痛い」「見た目が気になる」「うまく噛めない」といった従来の入れ歯に対する不満や不安を持つ方に、最新技術を活かしたオーダーメイドの入れ歯治療を提案しています。

生体シリコンを使用した3つの入れ歯

当院で取り扱っている「ノンクラスプデンチャー」「コンフォート」「ミラクルデンチャー」は、金属のバネ(クラスプ)を使用しない特殊素材の入れ歯です。前歯の金属が見えないため、自然で美しい仕上がりとなります。また、内面に生体シリコンを使用しているため、歯ぐきへの当たりが柔らかく、痛みや違和感が少ないのが特徴です。

ノンクラスプデンチャーは、金属の留め具がなく、歯ぐきに近い自然な色合いで装着していることが分かりにくいタイプです。見た目を重視する方におすすめです。

コンフォートデンチャーは、弾力のある生体シリコンを裏打ちした入れ歯です。歯ぐきへの衝撃をやわらげ、噛んだ時の痛みを軽減します。硬い物を食べると痛いという方にも快適な使い心地を提供します。

ミラクルデンチャーは、装着感・安定性に優れ、噛める・笑える・外れにくい新しい設計の入れ歯です。従来の入れ歯が合わなかった方にも対応できる「第二の天然歯」を目指した精密設計が特徴です。

当院は「コンフォート」「ミラクルデンチャー」両方の認定クリニックであり、専門的な技術と経験を持つ歯科医師が丁寧に相談に応じています。

ピカッシュコーティングによる抗菌・防臭ケア

入れ歯には、見えない細菌が多く潜んでいます。ヌメリや歯石がついた入れ歯には、洗面台よりも多くの細菌が存在し、その中には肺炎の原因となる菌(カンジダ菌など)も含まれることがあります。

当院では、ナノ銀コーティング技術「ピカッシュ」による抗菌洗浄コーティングを導入しています。銀イオン(Ag+)が入れ歯の表面全体をコーティングし、臭いやヌメリの原因菌を元からブロックします。防臭・抗菌効果が長期間持続(約数か月)し、洗浄液では落としきれない細菌の繁殖を防止し、清潔で衛生的な状態を維持します。

東京精密入れ歯・義歯相談室

下北沢西口歯科クリニックでは、東京精密入れ歯・義歯相談室を併設しています。しっかり噛めて、笑って、痛みの少ない入れ歯を希望される方のために、精密な噛み合わせ分析と顎の動きの測定に基づき、患者さんの口の状態に合わせた完全オーダーメイドの入れ歯設計を行っています。初めての方、他院で合わなかった方も相談可能です。

詳しくはこちらのHPをご覧ください

奥歯の入れ歯に関するよくある質問

奥歯を抜歯したままでも問題ない?

奥歯を抜歯したまま放置すると、咀嚼能力の低下、他の歯への負担増加、噛み合わせの悪化、顎関節への影響、骨の吸収など、さまざまな問題が生じます。たとえ1本でも、早めに適切な治療を受けることが重要です。

奥歯がなくても大丈夫な歯はある?

短縮歯列(SDA)の概念によれば、前歯部はそのままで、咬合する臼歯の数を減らした10本の咬合歯で十分な機能と快適さを提供できると考えられています。しかし、個々の状況によって異なるため、歯科医師に相談することが大切です。

奥歯がないと顔は変わりますか?

はい、変わることがあります。奥歯を失うと、失った側で物を噛みにくくなるため、歯が揃っている側で噛む癖ができます。すると、使われていない側の咀嚼筋が衰え、顔がゆがむことにもつながります。

奥歯の部分入れ歯に慣れるコツは?

入れ歯に慣れるには時間がかかることがあります。最初は違和感があっても、毎日使用することで徐々に慣れていきます。また、定期的に歯科医院でチェックを受け、調整してもらうことも大切です。

まとめ

奥歯を失ったまま放置すると、咀嚼機能の低下や他の歯への負担増加、噛み合わせの悪化、顔の形の変化など、深刻な影響が生じます。

奥歯には食べ物を噛み砕くだけでなく、噛み合わせや歯並びの基準となる役割、適切な発音をするための役割、体のバランスを保つ役割など、重要な機能があります。たとえ1本でも失った場合は、早めに適切な治療を受けることが大切です。

入れ歯による治療には、保険が適用される場合があること、取り外しができて手入れしやすいこと、要望に合わせた治療ができることなど、多くのメリットがあります。

下北沢西口歯科クリニックでは、「痛くない」「目立たない」「しっかり噛める」入れ歯を提供しています。生体シリコンを使用した「ノンクラスプデンチャー」「コンフォート」「ミラクルデンチャー」の3種類を取り扱い、患者さん一人ひとりのニーズに合わせた最適な入れ歯をご提案します。

また、ナノ銀コーティング技術「ピカッシュ」による抗菌洗浄コーティングを導入し、清潔で衛生的な入れ歯を長期間維持できるようサポートしています。

入れ歯は、失った歯の代わりではなく、再び食べる喜びや笑顔を取り戻すための大切な治療です。痛みが少なく、自然に笑える入れ歯で、これからの毎日をもっと快適に過ごしていただけるよう、丁寧な診療を心がけています。

奥歯を失ってお悩みの方、入れ歯が合わずに困っている方は、ぜひ一度、下北沢西口歯科クリニックにご相談ください。あなたに最適な入れ歯治療をご提案いたします。

詳しくはこちらのHPをご覧ください

著者情報

下北沢西口歯科クリニック 院長 平澤 正洋

<経歴>
昭和大学歯学部卒業

東京医科歯科大学歯学部非常勤講師

米国、ニューヨーク大学大学院インプラント科 短期留学 修了

<資格・所属>

厚生労働省認定 臨床研修指導医

日本補綴歯科学会 専門医(被せ物、ブリッジ、義歯、インプラントなどを取り扱う専門医)

日本顎咬合学会 認定医(咬み合わせ認定医)

インビザライン 認定

ストローマンインプラント社認定

ノーベルバイオケアインプラント 認定

日本口腔インプラント学会

日本歯科先端技術研究所

日本臨床歯科学会 審美治療・ラミネートベニアコースインストラクター