全身の健康は
「正しいかみ合わせ」から

おいしく食事を楽しみ、全身の健康を守るためには「正しいかみ合わせ」が大切です。かみ合わせのズレは、特定の歯への負担増加による歯の喪失や、虫歯・歯周病リスクの上昇など、口腔環境が連続して悪化する原因の一つになります。こうしたお口の環境悪化を防ぐため、当院ではかみ合わせ治療に専門的な知見を持つ「日本補綴歯科学会認定 補綴専門医、日本顎咬学会認定 かみ合わせ認定医」が、お一人おひとりに適した咬合バランスを考慮した治療を行っています。特定の歯への負担を分散し、歯を失うリスクの低減を目指すことで、一生涯ご自身の歯で噛める喜びをサポートいたします。

こんなお悩みありませんか?

  • 朝起きると顎にだるさや疲労感がある
  • 噛みにくさがあり、左右で噛み心地が違う
  • 詰め物や被せ物が頻繁に外れる
  • 就寝中の歯ぎしりや、日中の食いしばりを指摘されたことがある
  • 食事の際、顎からカクカクと音が鳴る・痛む
  • かみ合わせがズレているように感じる
  • 口が大きく開かない、または開けづらさを感じる
  • 歯がすり減っていたり、欠けたり割れたりしたことがある
  • 原因の特定できない頭痛や肩こりが続いている
  • お顔のゆがみや、左右のバランスの差が気になる

かみ合わせが合わない理由

遺伝

遺伝的な要因によって、かみ合わせに影響が出るケースがあります。生まれつきの歯の本数や大きさのバランス、本来あるはずの歯が生えてこない「先天性欠如」、通常よりも歯の本数が多い「過剰歯」などがその一例です。また、歯のサイズが極端に大きかったり小さかったりする場合や、上顎と下顎の骨格的なサイズに不調和がある場合も、かみ合わせが乱れる要因となることがあります。

癖や習慣

日常生活における何気ない癖や習慣が、かみ合わせに影響を与えている可能性もあります。例えば、就寝中の歯ぎしり、日中の食いしばりや頬杖(ほおづえ)などです。幼少期の指しゃぶりや舌で歯を押す癖、片側だけで噛む癖なども、長期間続くことで歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすことがあります。また、口呼吸の習慣は舌の位置を下げ、上顎の適切な発育を妨げる原因となり、結果としてかみ合わせの乱れにつながるケースがあります。

歯科治療に関連した原因

虫歯などの治療後に、かみ合わせに違和感を覚えるようになることもあります。これは、詰め物や被せ物の高さが周囲の歯とわずかに合っていない場合に起こりやすい現象です。お口の中は非常に敏感なため、ごくわずかな高さの違いでも不調を感じることがあります。また、歯が計画された位置まで動ききっていない状態で矯正治療を途中で中断してしまうことも、かみ合わせのバランスを崩す原因になります。

加齢による変化

年齢を重ねることに伴うお口の中の自然な変化も、かみ合わせが変わる要因の一つです。長年の使用による歯の摩耗(すり減り)や歯周病の進行によって、歯の位置は徐々に動いていきます。さらに、顎の骨の状態や周囲の筋肉の機能も加齢とともに変化するため、これまで適切に保たれていたかみ合わせが、年月を経て徐々に変化していくことがあります。

抜歯・歯の欠損

抜歯などで歯を失った状態(欠損)は、かみ合わせがズレるの原因の一つです。空いたスペースに周りの歯が移動してしまい、全体のバランスがガラリと変わってしまうからです。「1本抜けただけだから」と放置せず、早めの治療でかみ合わせの崩壊を防ぎましょう。

かみ合わせが悪いと顎関節症になりやすい

かみ合わせが悪いと、特定の歯に負担が集中するだけでなく、最終的には「顎の居場所」が失われてしまいます。その流れを分解すると以下のようになります。

  • Phase01

    奥歯への過負荷

    かみ合わせが悪いと奥歯に無理な力がかかり、汚れも落ちにくいため、虫歯や歯周病で治療を繰り返すことになります。

  • Phase02

    歯のサポート力の低下

    治療を繰り返すうちに、高さの低い被せ物が増えたり、歯を抜いたりして、顎を支える「柱」が不安定になります。

  • Phase03

    顎の「無理な引っ越し」

    人は無意識に「一番面積が広く当たる場所」を探して噛もうとします。柱が低い方へ、低い方へと、顎の位置がズレていってしまいます。

  • Phase04

    筋肉の限界と顎関節症の発症

    ズレた位置で無理やり噛み続けると、顎周りの筋肉は常にパンパンに張った状態になります。この無理が限界を超えた時、顎関節症(痛みや音)として症状が現れます。

  • Phase05

    ストレスによる追い打ち

    ここに精神的ストレスが加わると、食いしばりなどで筋肉の緊張がさらに激化し、症状が慢性化・再発しやすくなります。

  • Phase06

    かみ合わせの機能喪失

    顎関節症の発症により、かみ合わせのバランスはさらに悪化します。特定の歯に過剰な負担がかかり続けることで、残っている歯も割れたり抜けたりし、全体で噛む機能が失われる「咬合崩壊」へと至ります。

問題を起こしやすいかみ合わせ

図のようなかみ合わせが見られる方は、お早めの治療をおすすめします。特に前歯が噛み合わない「開咬」や受け口の「反対咬合」は、将来歯を失うリスクが高まる傾向があります。8020(80歳で20本以上の歯を残す)達成者の調査でもこれらの症状は見られず、早期の改善が推奨されています。

上顎前突(出っ歯)・下顎前突(受け口)・空隙歯列(すきっ歯)
交叉咬合・叢生(乱杭歯)・開咬

当院のかみ合わせ治療の特徴

01

「日本顎咬合学会 認定医」、
「日本補綴歯科学会認定 専門医」による診療

かみ合わせの専門知識を有する「日本顎咬合学会 認定医」「日本補綴歯科学会認定 専門医」が診療を担当いたします。かみ合わせは一人ひとり異なり、非常に繊細な治療が求められます。当院では、学会での研鑽に基づいた専門的な視点から、原因の追及と再発の少ない治療計画をご提案。複雑なお悩みに対しても、根拠に基づいた適切なアプローチを追求しています。

02

咬合器を使用した咬合診断

精密なかみ合わせ治療には、お口の外で顎の動きを再現する「咬合器」による診断が欠かせません。診察室での検査だけでなく、患者様の顎の模型を咬合器に装着し、あらゆる角度からかみ合わせのクセやズレを分析します。これにより、目視だけでは気づけないわずかな干渉(ぶつかり)を特定し、どこが干渉してかみ合わせのズレが生じているのか、どういう方向にかみ合わせがズレて顎の位置が変わっているのか、どの程度(何ミリ)かみ合わせがズレているのか等を徹底的に調べ、どのようにズレを解消していくかを計画します。

03

お口だけでなく、
全身のバランスからかみ合わせを考える

かみ合わせの乱れは、歯の痛みだけでなく、顎関節の不調や、姿勢、身体のバランスにまで影響を及ぼすことがあります。当院では「歯だけ」を見るのではなく、頭部の位置や全身のバランスを考慮した包括的な診断を行っています。お口全体の機能を整えることで、身体への負担を軽減し、健やかで心地よい毎日の「土台」を整えるお手伝いをいたします。

04

信頼のおける技工士と連携

精密な診断結果を形にするため、かみ合わせの重要性を熟知した信頼のおける歯科技工士と密に連携しています。歯科医師が設計したデータをもとに、熟練の技工士が一人ひとりに合わせた技工物を作製。ドクターと技工士が情報を共有し、適合性(フィット感)と機能性を両立させた仕上がりを追求することで、長く安定して使い続けられる治療を目指しています。

Treatment

矯正治療

かみ合わせを改善するための代表的な治療法の一つです。歯の位置を細かく調整し、バランスの良いかみ合わせを構築するために、ブラケットやワイヤー、マウスピース型矯正装置などを使用します。歯並びの乱れや、かみ合わせの偏りが見られる場合に適しています。矯正治療によって歯列を整えることで、顎や歯への過度な負担が軽減され、長期的なお口の健康維持につながります。

咬合再構成

咬合再構成とは、単に1本の歯を治すのではなく、お口全体のかみ合わせをゼロから設計し直し、調和の取れた状態に作り替える総合治療です。「かみ合わせが崩れて食事がしにくい」「何度治療してもすぐに悪くなる」といったお悩みに対し、矯正歯科、補綴(被せ物・インプラント)、顎関節治療などを包括的に組み合わせた治療計画をご提案します。見た目の美しさはもちろん、「しっかり噛める」「一生美味しく食べられる」という機能の回復を最優先に、お口の土台から再構築します。

補綴治療

かみ合わせが低くなっている場合や、歯が欠けている場合などに行う治療です。クラウン(被せ物)やブリッジ、インプラントなどを用いて歯を補うことで、かみ合わせの高さやバランスの改善を図ります。かみ合わせの崩れを整えるだけでなく、お口元の審美的な改善も期待できます。

顎関節治療

かみ合わせの問題が顎関節に影響を及ぼしている場合、スプリント(マウスガード)を使用して、顎関節やかみ合わせの状態を整えることがあります。顎の筋肉の緊張を和らげ、顎関節症などに伴う症状の緩和が期待できます。

Case

かみ合わせ治療

かみ合わせ治療

Before

After

患者情報
治療内容かみ合わせ治療
治療期間・治療回数約2年
治療費用約300万円
リスク・副作用治療後定期的にかみ合わせのチェック、調整が必要なことがあります

症例紹介一覧へ

定期的なメインテナンスの重要性

かみ合わせを整えた後も、日々のケアが不十分だと再びトラブルが生じる可能性があります。定期的なメインテナンスやクリーニングでお口の環境を良好に保ち、整えたかみ合わせを維持していくことが大切です。

予防歯科