入れ歯は何歳から検討する?年齢より大切な判断ポイントと治療の考え方
入れ歯を検討し始める年齢とは
「入れ歯」と聞くと、高齢者が使うものというイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし実際には、入れ歯が必要になる年齢は思っているよりも若いことをご存知でしょうか。厚生労働省の調査データによると、45歳を超えると歯の平均本数が減少し始め、45~54歳の年齢層で約5%の方が部分入れ歯を使用しています。つまり、40代後半から入れ歯を検討する方が増え始めるのです。
65歳以降になると、部分入れ歯・総入れ歯の使用率が急激に増加し、75歳以上では総入れ歯の使用率が40%に達します。
入れ歯は決して「高齢者だけのもの」ではありません。
年齢に関係なく、歯を失ったときに必要になる大切な治療なのです。
入れ歯が必要になる主な原因
歯を失う原因第一位は「歯周病」
日本人が歯を失う最大の原因は、歯周病です。
歯周病は、歯を支えている歯茎や歯槽骨を破壊する病気であり、症状が進行すると歯を抜かざるを得なくなります。40代で45%、50代で50%、60代で60%の方が4mm以上の歯周ポケットを持ち、歯周病が疑われる状態にあるというデータがあります。
驚くべきことに、20代でも30%が歯周病にかかっているといわれています。
歯周病は自覚しにくく進行が早い
虫歯は歯に穴が開いたり、痛みが生じたりするため、比較的早く気づくことができます。
一方、歯周病は痛みなどの具体的な症状が現れにくく、気づいた頃には重症化していることが多いのです。これが歯を失う原因第一位になる理由であり、最も注意すべき点といえます。早期に治療を開始すれば、歯を失うほどの重症化は免れるため、定期的な歯科検診が非常に重要です。
若い世代で歯を失う理由
30代・40代の若い世代で歯を失う原因として多いのは、虫歯の放置です。
セルフケアを怠っていたり、定期検診に通えていなかったりすることで、虫歯が進行し、最終的に歯を失ってしまうケースが少なくありません。また、事故や外傷によって歯を失うこともあります。
年齢より大切な「入れ歯を検討すべきタイミング」
歯を失ったらすぐに検討を
入れ歯が必要かどうかは、年齢ではなく「歯を失ったかどうか」で判断します。
歯が1本でも抜けた場合、その部分を補う治療方法として、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの選択肢があります。歯を失ったまま放置すると、隣の歯が倒れてきたり、噛み合わせが悪くなったりするため、早めの対応が必要です。
残存歯の状態を考慮した治療設計
入れ歯を作る際には、残っている歯の状態や噛み合わせ、顎の動きなどを総合的に診断することが重要です。
適切な診断がなければ、残りの歯に過大な負担がかかり、「入れ歯が歯を抜く装置」になってしまう可能性もあります。将来的なことも見据えた入れ歯の設計や診断が、長く快適に使い続けるためには欠かせません。
噛む力の低下を感じたら相談を
食べ物をしっかり噛めないと感じるようになったら、早めに歯科医師に相談することをおすすめします。
55~64歳で8.5%、65歳以上では10%以上の方が、普段の食事で何かしらの不自由を感じているというデータがあります。食べ物をしっかり噛めることは、日々の食事の楽しみだけでなく、生活習慣病や認知症の予防にもつながるといわれています。

奥歯がないとどうなる?入れ歯が必要になる理由と注意点
奥歯を失ったまま放置すると、噛み合わせのバランスが崩れたり、他の歯に負担がかかったりする可能性があります。本記事では、奥歯がない状態で起こり得る影響や、入れ歯などの治療が必要になる理由についてわかりやすく解説します。
入れ歯にならないための予防策
定期的な歯科検診が最も重要
入れ歯が必要にならないためには、まず自分の歯を守ることが第一です。
30代のうちから歯科医院での定期検診に通い、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を心がけましょう。特に歯周病は自覚症状が少ないため、定期的なチェックが欠かせません。
日々のセルフケアを徹底する
毎日の歯磨きやフロスの使用など、セルフケアを徹底することも重要です。
歯垢(プラーク)には1mgあたり1億以上の細菌が生息しており、その中の歯周病菌が繁殖すると歯ぐきに炎症を起こし、最終的には歯を支える骨を溶かしてしまいます。正しいブラッシング方法を身につけ、毎日のケアを怠らないようにしましょう。
8020運動を目標に
「8020(はちまるにいまる)」とは、80歳で20本以上の歯を保つことを目標とした運動です。
平成28年の調査では、8020を達成した人の割合は51.2%に達しています。これは、日本における歯科治療技術の進歩や、オーラルケアに対する意識の向上を示しています。高齢になっても自分の歯で食事を楽しむために、今からできることを始めましょう。
下北沢西口歯科クリニックの入れ歯治療
見た目や装着感に配慮した入れ歯治療
下北沢西口歯科クリニックでは、見た目や装着感に配慮した入れ歯治療を提供しています。
「入れ歯が痛い」「見た目が気になる」「うまく噛めない」など、従来の入れ歯に不満や不安をお持ちの方に、最新技術を活かしたオーダーメイドの入れ歯治療をご提案しています。
生体シリコンを使用した3つのタイプ
当院では、**ノンクラスプデンチャー**、**コンフォート**、**ミラクルデンチャー**の3種類を取り扱っています。
これらは金属のバネ(クラスプ)を使用しない特殊素材の入れ歯で、前歯の金属が見えないため自然で美しい仕上がりとなります。また、内面に生体シリコンを使用しているため、歯ぐきへの当たりが柔らかく、痛みや違和感が少ないのが特徴です。
**ノンクラスプデンチャー**は、金属の留め具がなく、歯ぐきに近い自然な色合いで装着していることが分かりにくいタイプです。見た目を重視する方におすすめです。
**コンフォートデンチャー**は、弾力のある生体シリコンを裏打ちした入れ歯で、歯ぐきへの衝撃をやわらげ、噛んだ時の痛みを軽減します。硬い物を食べると痛みを感じやすい方にも配慮した設計の入れ歯です。
**ミラクルデンチャー**は、装着感・安定性に優れ、噛める・笑える・外れにくい新しい設計の入れ歯です。従来の入れ歯が合わなかった方にも配慮した設計が特徴です。
当院は「コンフォート」「ミラクルデンチャー」両方の認定クリニックであり、専門的な技術と経験を持つ歯科医師が丁寧にご相談に応じています。
ピカッシュコーティングによる抗菌ケア
入れ歯には、見えない細菌が多く潜んでいます。
ヌメリや歯石がついた入れ歯には洗面台よりも多くの細菌が存在し、その中には肺炎の原因となる菌(カンジダ菌など)も含まれることがあります。当院では、ナノ銀コーティング技術「ピカッシュ」による抗菌洗浄コーティングを導入しています。
銀イオン(Ag+)が入れ歯の表面全体をコーティングし、臭いやヌメリの原因菌を元からブロックします。
防臭・抗菌効果が長期間持続(約数か月)し、洗浄液では落としきれない細菌の繁殖を防止し、清潔で衛生的な状態を維持します。
東京精密入れ歯・義歯相談室を併設
下北沢西口歯科クリニックでは、東京精密入れ歯・義歯相談室を併設しています。
しっかり噛めて、笑って、痛みの少ない入れ歯を希望される方のために、精密な噛み合わせ分析と顎の動きの測定に基づき、患者さまのお口の状態に合わせた完全オーダーメイドの入れ歯設計を行っています。初めての方、他院で合わなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。
院長からのメッセージ
入れ歯は、失った歯の代わりではなく、食事のしやすさや見た目の改善を目指した治療をご提案しています。
見た目や装着感に配慮した入れ歯治療により、これからの毎日をより快適に過ごしていただけるよう丁寧な診療を心がけています。
入れ歯は「年齢を重ねたから仕方なくつけるもの」ではありません。
きれいに、快適に、自分らしく過ごすための大切な治療です。見た目や使いやすさに配慮した入れ歯治療を通して、食事のしやすさや生活の質の向上を目指しています。
まとめ
入れ歯を検討する年齢は、40代後半から急増します。
しかし、年齢だけでなく、歯周病の進行度や残存歯の状態が重要です。歯を失う原因の第一位は歯周病であり、自覚症状が少ないため、定期的な歯科検診が欠かせません。
入れ歯が必要になったときには、見た目や装着感に配慮した入れ歯治療を検討してみてはいかがでしょうか。
下北沢西口歯科クリニックでは、生体シリコンを使用し、歯ぐきへの当たりに配慮した入れ歯、金属のバネを使用しないノンクラスプデンチャー、コンフォート、ミラクルデンチャーの3種類を取り扱っています。また、ナノ銀コーティング技術「ピカッシュ」による抗菌ケアや、東京精密入れ歯・義歯相談室での完全オーダーメイド設計など、充実したサポート体制を整えています。
入れ歯に関するお悩みやご相談がありましたら、ぜひ一度、下北沢西口歯科クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
著者情報
下北沢西口歯科クリニック 院長 平澤 正洋
<経歴>
昭和大学歯学部卒業
東京医科歯科大学歯学部非常勤講師
米国、ニューヨーク大学大学院インプラント科 短期留学 修了
<資格・所属>
厚生労働省認定 臨床研修指導医
日本補綴歯科学会 専門医(被せ物、ブリッジ、義歯、インプラントなどを取り扱う専門医)
日本顎咬合学会 認定医(咬み合わせ認定医)
インビザライン 認定
ストローマンインプラント社認定
ノーベルバイオケアインプラント 認定
日本口腔インプラント学会
日本歯科先端技術研究所
日本臨床歯科学会 審美治療・ラミネートベニアコースインストラクター







