ストローマンとAQB、インプラントの違いは?特徴・費用・治療の流れを歯科医が解説

「インプラントを検討しているけれど、メーカーがいくつもあって違いがわからない」「どれを選べばいいの?」——そんな疑問をお持ちではありませんか。

下北沢西口歯科クリニックでは、ストローマン(Straumann)AQBの2つのインプラントシステムを取り扱っています。なかでも、第一におすすめしているのはストローマンインプラントです。

この記事では、院長・平澤 正洋が、それぞれの特徴・治療の流れ・費用をわかりやすく解説します。

  • ストローマンインプラントの特徴と、当院が推奨する理由
  • AQBインプラント(ワンピース/ツウピース)の違いと費用
  • 治療の流れ・期間の目安・リスク

そもそもインプラント治療とは?

インプラント治療とは、歯を失った部分のあごの骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を取り付ける治療法です。

入れ歯やブリッジと異なり、あごの骨に直接固定されるため安定感が得られやすく、ご自身の歯に近い感覚で食事や会話を楽しめることが期待できます(個人差があります)。周囲の健康な歯を削る必要がない点も特徴のひとつです。

Point 01
インプラント選びで大切なのは「メーカー名」より「診断」

インプラントは、メーカーによって形状・表面加工・パーツの互換性などが異なります。ただし、どのシステムを選ぶかよりも先に大切なのは、あごの骨の量・質・かみ合わせを正確に診断することです。当院では「自分の歯に勝るものはなし」という考えに基づき、できる限り抜かず、必要以上に削らず、今ある歯を長く使っていただくことを第一に考えています。そのうえでインプラントが最適と判断された場合に、患者様に合ったシステムをご提案します。

当院が第一におすすめするストローマンインプラント

ストローマンインプラントとは

ストローマン(Straumann)は、スイスに本社を置くインプラントメーカーです。世界的に広く使用されているインプラントシステムのひとつで、長年にわたる臨床研究の蓄積があります。

特徴として、独自の表面性状(SLA/SLActiveなど)により骨との結合(オッセオインテグレーション)が得られやすいとされている点、世界中の歯科医院で採用されているためパーツの供給・互換性に優れる点などが挙げられます。

なぜ当院はストローマンを第一に推奨するのか

Reason 01
世界的に広く使われており、将来の対応がしやすい

インプラントは、埋入して終わりではありません。10年、20年と使い続けるなかで、上部構造の作り替えやパーツの交換が必要になることもあります。世界中で使用されているシステムであれば、転居や通院先の変更があった場合でも、他院で対応してもらえる可能性が高くなります。長期的な安心につながる点は、患者様にとって大きなメリットです。

Reason 02
臨床データの蓄積が豊富

長年にわたり世界中で使用されてきたことにより、長期経過に関する研究報告が数多く公表されています。データに基づいた治療計画を立てやすいことは、外科処置を伴うインプラント治療において重要な要素です。

Reason 03
幅広い症例に対応しやすい

サイズ・形状のバリエーションが豊富で、骨の状態や欠損部位に応じた選択がしやすいとされています。当院にはかみ合わせ・被せもの・インプラント・入れ歯の専門医・認定医が在籍しており、上部構造まで含めた総合的な視点で治療設計を行います。

※効果や適応には個人差があります。すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。実際にどのシステムが適しているかは、精密検査と診断のうえで判断いたします。

AQBインプラントという選択肢

AQBインプラントの特徴

AQBインプラントは、日本国内で開発・製造されたインプラントシステムです。ハイドロキシアパタイトコーティングが施されていることが特徴とされています。

ハイドロキシアパタイトは、人の歯や骨の主成分と同じ素材です。この素材でコーティングすることにより、インプラント体とあごの骨との結合が促進されると考えられています。国産インプラントとして日本で長年使用されてきた実績があります。

当院ではAQBインプラントも取り扱っており、患者様のご希望やご予算、お口の状態に応じてご提案できる選択肢としてご用意しています。

ワンピースとツウピースの違い

タイプ 構造 特徴
ワンピース インプラント体と支台部(アバットメント)が一体型 構造がシンプルで、パーツ間の隙間が生じにくい
ツウピース インプラント体とアバットメントが別パーツ 骨や歯肉の状態に合わせて調整しやすく、多様な症例に対応しやすい

どちらが適しているかは、あごの骨の状態・歯肉の厚さ・欠損部位・かみ合わせなど、患者様ごとの状況によって異なります。自己判断ではなく、精密な検査と診断をもとに決定することが大切です。

インプラント治療のメリット・デメリット

✅ メリット

  • 隣の歯を削らずに治療できる
  • あごの骨に固定されるため安定感が得られやすい
  • ご自身の歯に近い感覚で食事・会話ができる
  • 入れ歯のように外れる心配が少ない
  • あごの骨に刺激が伝わりやすい

⚠ デメリット・注意点

  • 外科手術が必要なため体への負担がある
  • 治療期間が数か月かかることがある
  • 保険適用外のため費用が発生する
  • 骨の量・質によっては適応外になる場合がある
  • 治療後も定期的なメンテナンスが必要
⚠ インプラント治療を受ける前に必ずお伝えください

糖尿病・骨粗しょう症・血液疾患・服用中のお薬(骨粗しょう症治療薬など)がある方は、インプラント治療に制限が生じる場合があります。また、喫煙習慣はインプラントの生着に影響を与えることが知られています。事前に必ず担当医へお伝えください。治療の適否は精密検査後に判断いたします。

Point 02
よくある誤解「インプラントは一生もの」

「インプラントを入れたら一生メンテナンス不要」と誤解されている方もいらっしゃいます。しかし実際には、インプラント周囲炎(歯周病のようなインプラント周囲の炎症)を防ぐために、定期的なメンテナンスと丁寧なセルフケアが欠かせません。長期的に機能させるためには、治療後のケアが非常に重要です(個人差があります)。

インプラント治療の流れと期間の目安

① カウンセリング・精密検査

お口の状態・あごの骨の状態・全身疾患・服用薬などを確認します。レントゲン撮影により骨の量・質・位置を詳しく調べます。ご希望や、治療後の生活をどう維持していきたいかも、しっかりお聞かせください。

② 治療計画のご説明

検査結果をもとに、どのインプラントシステムが適しているか(ストローマン/AQB)、本数・治療期間・費用について丁寧にご説明します。患者様がご納得されてから治療を開始します。

③ インプラント体の埋入手術

局所麻酔下であごの骨にインプラント体を埋め込みます。当院では歯科で一番細い極細33G針を使用し、痛みの少ない麻酔に配慮しています。また、細かい治療の精度を高める拡大鏡を使用しています。

④ 骨との結合を待つ期間

インプラント体が骨と結合するまでの期間です。一般的に数か月程度かかることがあります(個人差があります)。この間、仮歯を使用する場合があります。

⑤ 上部構造(人工歯)の装着

骨との結合が確認できたら、上部構造を取り付けます。かみ合わせの調整を行い、治療完了となります。当院にはかみ合わせ・被せものの専門医・認定医が在籍しています。

⑥ 定期メンテナンス

治療後も定期的な検診・クリーニングが必要です。インプラント周囲炎の予防と長期的な維持のために、継続的なフォローを行います。

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費用について

インプラント治療の費用

治療内容 費用(税抜)
AQBインプラント ワンピース(1本) 220,000円
AQBインプラント ツウピース(1本) 280,000円
ストローマンインプラント 300,000円

※インプラント治療は保険適用外(自由診療)となります。
※上記は税抜表示です。別途消費税がかかります。
※費用は患者様の状態・治療内容によって変わる場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
主なリスク・副作用:外科手術に伴う腫れ・痛み・内出血、まれに神経損傷や感染。骨の状態によっては適応外となる場合があります。治療後は定期的なメンテナンスが必要です。喫煙・糖尿病等は予後に影響することがあります。

矯正治療の費用

当院では矯正相談を随時受け付けており、デジタル画像でのシミュレーションも可能です。かみ合わせを整えることは、残っている歯を長持ちさせることにもつながります。

治療内容 費用(税抜)
部分矯正 インビザラインGo 片側 250,000円〜
全顎矯正 インビザライン 800,000円
全顎矯正 ワイヤー矯正 800,000円
全顎矯正 ハイブリッド法
(インビザライン+ワイヤー矯正の組み合わせ)
1,100,000円

※矯正治療は保険適用外(自由診療)となります。
※上記は税抜表示です。別途消費税がかかります。
※部分矯正の費用は症例により変動します。詳細は検査・診断後にご説明いたします。
主なリスク・副作用:治療中の痛みや違和感、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性があります。装置の装着状況により治療期間が延びる場合があります。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン等)は、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

下北沢西口歯科クリニックのこだわり

下北沢西口歯科クリニックは、1989年の開院以来30年以上にわたり、東京都世田谷区代田で地域の皆さまのお口の健康を支えてきた歯科クリニックです。下北沢駅西口改札より徒歩1分

院長・平澤 正洋は昭和大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学大学院にて部分床義歯補綴学分野で博士号を取得。東京医科歯科大学歯学部の非常勤講師も務めています。さらに、アメリカ・ニューヨーク大学インプラント科の卒後研修プログラムを修了しています。

  • 「自分の歯に勝るものはなし」の理念——できる限り抜かず、必要以上に削らず、今ある歯を長く使えるようお手伝いします。インプラントが必要な場合も、患者様が納得できる選択を一緒に考えます。
  • 専門医・認定医が在籍——かみ合わせ・被せもの・インプラント・入れ歯の専門医・認定医が在籍しています。補綴専門医も在籍しており、上部構造まで含めた総合的な治療設計が可能です。
  • 極細33G針による痛みの少ない麻酔——歯科で一番細い33G針を使用し、麻酔時の痛みの軽減に配慮しています。
  • 拡大鏡を使用した精密な治療——細かい歯科治療の精度を高め、歯の寿命を延ばす拡大鏡を使用しています。
  • MTAセメントを用いた治療——深い虫歯でも、できる限り神経を残す治療に取り組んでいます。「できる限り抜かない・削らない」を追求しています。
  • 東京精密入れ歯・義歯相談室を運営——インプラントだけでなく、入れ歯(ミラクルデンチャー・コンフォート認定クリニック)についても専門的にご相談いただけます。
👨‍⚕️ 院長コメント

「自分の歯に勝るものはなし」という考えのもと、私たちはできる限り歯を残す治療を第一に考えています。それでも歯を失ってしまったとき、インプラントはご自身の歯に近い感覚を取り戻せる選択肢のひとつです。当院ではストローマンとAQBの2つのシステムを取り扱っていますが、長期的な安心という観点から、まずはストローマンをおすすめしています。大切なのは、患者様ご自身がどのように治したいか、治療後の生活をどう維持していきたいかを一緒に考えることです。初めての方も急を要する方も、随時受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

下北沢西口歯科クリニック 院長 平澤 正洋

よくあるご質問(FAQ)

Q. ストローマンとAQB、どちらを選べばいいですか?
A. 当院では、長期的な安心という観点からストローマンを第一におすすめしています。世界的に広く使用されているため、将来的なパーツの供給や、転居時の他院での対応がしやすいという利点があります。ただし、最終的にどちらが適しているかは、あごの骨の状態・欠損部位・かみ合わせ・ご予算などを総合的に判断して決定します。精密検査のうえ、丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。
Q. インプラント手術は痛みがありますか?
A. 手術中は局所麻酔を使用します。当院では歯科で一番細い極細33G針を使用し、麻酔時の痛みの軽減に配慮しています。術後に腫れや違和感が出る場合がありますが、多くは数日〜1週間程度で落ち着くことが一般的です(個人差があります)。気になることは遠慮なくご相談ください。
Q. 入れ歯とインプラント、どちらが自分に向いているかわかりません
A. それぞれ特徴が異なり、どちらが適しているかは骨の状態・全身の健康状態・費用・治療期間など多くの要素によって変わります。当院には入れ歯の専門医が在籍し、「ミラクルデンチャー」「コンフォート」の認定クリニックでもあります。東京精密入れ歯・義歯相談室も運営しておりますので、両方の選択肢を比較しながら丁寧にご説明することが可能です。

📝 この記事のまとめ

  • 当院はストローマンとAQBを取り扱い、第一におすすめしているのはストローマン
  • ストローマンは世界的に広く使用され、将来のパーツ供給・他院対応の面で安心感がある
  • AQBは国産インプラント。ワンピース220,000円/ツウピース280,000円(いずれも税抜)
  • 治療後も定期的なメンテナンスとセルフケアの継続が不可欠

インプラント・矯正のご相談は下北沢西口歯科クリニックへ

初めての方も急を要する方も、随時受け付けております。矯正相談も随時受付中で、デジタル画像でのシミュレーションも可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。

〒155-0033 東京都世田谷区代田6-1-28 TEL: 03-3467-3130
【診療時間】午前 9:30〜13:00 / 午後 14:30〜19:00 ※木曜午後・土曜午後は14:00〜18:00 【定休日】日・祝

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監修医師プロフィール

著者写真

平澤 正洋(院長)

昭和大学歯学部卒業
東京医科歯科大学 大学院 部分床義歯補綴学分野 博士号取得
東京医科歯科大学歯学部非常勤講師
アメリカ ニューヨーク大学 インプラント科 卒後研修短期留学プログラム 在籍

資格・所属学会:厚生労働省認定 臨床研修指導医、日本補綴歯科学会 専門医(被せ物、ブリッジ、義歯、インプラントなどを取り扱う専門医)、日本顎咬合学会 認定医(咬み合わせ認定医)、インビザライン 認定、Straumannインプラント 認定、ノーベルバイオケアインプラント 認定、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会(SJCD)、日本歯科先端技術研究所

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。